彼が突然の病気であっという間に旅立ってしまい
遺された私と子供たちは。。。
でもね、伝えたいのは
めぐるんの場合は七回忌のあと
段々と苦しかった夏が大丈夫かもと思えるようになったんです!
亡くなってすぐは感情が麻痺状態
主人の病名はくも膜下出血でした。
長期出張に行って帰ってきた次の日に倒れてそのまま意識が戻らずに
病院でこの世を去ってしまいました。
夏休み中の出来事です。
倒れて病院に運ばれて亡くなるまでの経緯などは今でも思い出したくないし
その記憶にフタをしてます。
医療系のドラマとか怖くて観れないし。。。
(私がそこに向き合えるにはもうちょっと時が必要なんでしょう)
長男に説明するとき、
パパはこのまま目を覚まさないかもしれないよ。
パパ頑張ってるけど、本当に戻ってきて欲しいけどね。
亡くなるかもしれない。ごめんね。
こんな風に伝えると長男は
最初はいやだいやだと泣き叫びます。
でも長いこと泣いてようやく落ち着いてから、
僕はパパの事凄いと思うよ。
そんなパパみたいに僕もなりたいよ。
パパの事大好きだよ。
二人で抱き合って泣いたよね。
下の子はまだ6歳だったので、このやり取りは知らないです。
今でもあの時の10歳の長男はえらかったなぁと思います。
(今でもそうですが!)
この後、怒涛のスケージュールです。葬儀、転居、学校関係etc,,,
これも思い出したくないというか、記憶にないです。
目の前の手続きをただ進めるだけ。
お別れするときは、いろんな状況があると思うけど
病気だったり事故だったり、いろいろありますよね。
え、ちょっと待って。ダメだよ。
ってお願いしてもどうにもならないから
時間止まってくれないから。
粛々と手続きを進めていきました。
今思えば、感情が麻痺してた気がします。
サバイバルみたいな
私たちは主人の転勤に帯同して生活していて
亡くなった後は家に戻らなければいけなかったので、
引っ越しもありました。
荷物をパッキングしたり送ったりするので
部屋の中には必要最低限のものしかありません。
その時に芽生えた感情が、これはサバイバルだなと。
ベッドがなくなって何もない部屋にふとんだけ敷いて
子供たちと寄り添って寝ていると、
ふかふかのベッドがなくても背中痛くても慣れたら寝れるじゃん!
この子達と、とにかく今を全力で生きなきゃなぁと。。
サバイバルみたく最低限の荷物でもなんとかなるし。
まずは家に帰ろう!
そんな状況が2か月くらい続きました。
手続きがいろいろあってすぐに帰れなかったので。
半分のわたし
主人が亡くなって、私も自分の半分が無くなった感覚でいました。
ぽっかり心に穴があくというか。
主人と24時間一緒に過ごしても足りないくらいだねって話していたけど
こんなに早く逝くなら本当にそうだったんだなぁとしみじみ。
半分のわたしになったけど、その半分には子供たちへの愛情が詰まってます。
もちろん自分も大事にしないと心も身体も健康でいれないから
それも意識しています。
せめて子供たちが自分の力で生きていけるまで見守っていたいですもん。
時々、空に向かって「パパー元気ですか~おーい!」って思ってます。
声にはさすがに出さないけど心のなかで。
そっちは楽しいのかな?元気でいてね!って。
亡くなった後の世界は知らんけど
とりあえずこっちはなんとかやってるから大丈夫だよって伝えたいです。
ママもそっちにいったらたくさん話をしようねって。
なんで置いていっちゃったんだよって
ちょっとプンスカするかもですが( *´艸`)
変わらないこと
彼が亡くなって今も変わらないことは
私たち家族の中心は彼だということです。
彼が私たちを何より大事に大事にしてくれたことは分かってますし
今でも子供たちはパパをリスペクトしてます。憧れの存在でもあります。
亡くなる前日に、ふとした拍子になにげなくでしょうが
彼が私の頭に大きな手を置いて「うんうん」って笑顔でうなずいてたんですよね。
え、なに?って聞いても特に意味はなかったみたいだけど。
ずっとそれが記憶にあって、
あ~あの時、子供たちを託されたんだなぁと勝手に良いように解釈してます。
君ならダイジョブだよって言ってくれた気がします。
変わったこと
冒頭で七回忌のあとに心境の変化があったと書きましたが
回忌法要ってやっぱりその時の(特に葬儀の)ことを思い出すし
法要の準備をするのも精神的に辛いなぁと思ってました。
夏に亡くなったのでその季節になるとひどいときは過呼吸で
夜中にベランダでパニックになったりしたんですが
七回忌法要を無事に終わらせたら
ちょっと気が楽になってきました。
次の法要は少し先だし肩の荷がちょっと降りた気分です。
法要の相談とか誰かにすることでもないので
目にみえない不安があったんでしょうね。
もう一回、心の整理をしようと思いました。
主人も私が過呼吸になったら心配するだろうし
仮に私が先に亡くなって主人を遺してしまったら
何より彼の幸せだけを望むだろうと思ったから。
それで結婚指輪をずっと外せなかったんですが
見るたびに主人の事を思い出して寂しくなってたので
思い切って外してみました。
やっぱり泣きましたがちょっとすっとしました。
ずっとはめてた指輪がないとすーすーするんですよ。
相変わらず主人に対する気持ちは変わらないけど
なんとなく心が解放されたような?
主人に縛られていたわけではなく自分で自分を縛っていたのかな。
それぞれの持ち場でなんとか頑張ろうねっていうスタイルはめぐるん流ですが
主人も「うんうん」ってうなずいてくれるかな。
子供たちにもまっすぐ育ってくれたから感謝です。
ママは子供たちを守るよ。
お兄ちゃんは弟とママを守って、
弟はお兄ちゃんとママを守ってね。
3人で楽しく生きていこうね。
そしてきっとパパはお空から応援してくれてるね!