読書の秋ですね。
過ごしやすくなってきたこの季節はゆったりした気分で読書するのに
ぴったりではないでしょうか。
ということで、お勧めしたいのが【ひと 小野寺史宜】です。
めぐるんはほっこり系の本が好みですがまさに!そんな本です。
【ひと 小野寺史宜】
2019年の本屋大賞で第2位に輝いた、小野寺史宜さんの代表作です。
この下町荒川青春譚シリーズは全部で3部作あるんですが
その1作目です。
3作それぞれは違った内容の話ですが
下町荒川を舞台としていてリンクする部分もあるので
そのシーンを見つけたら「あ、あの時の」ってなります!
ちなみに3部作の題名は『ひと』『まち』『いえ』
覚えやすい(#^^#)
参考までに
この本を読んだきっかけ
この本を書店で見つけた時、本の表紙に惹かれて手に取りました。
主人公は母を亡くした二十歳の僕で、表紙に描かれてるのがその彼だったので
とっても気になりました。
あと本屋大賞2位もすごいなぁと思って。
私の本の背表紙に書いてあるあらすじは、、、
女手ひとつで僕を東京の私大に進ませてくれた母が急死した。僕、柏木聖輔(かしわぎせいすけ)は二十歳の秋、たった独りになった。大学は中退を選び、就職先のあてもない。そんなある日、空腹に負けて吸い寄せられた砂町銀座商店街の総菜屋で、最後に残った五十円のコロッケを見知らぬお婆さんに譲ったことから、不思議な縁が生まれていく。本屋大賞から生まれたベストセラー、待望の文庫化。
もう、最初のあらすじ1行で涙腺がやばいです。
なんか自分の息子の事を重ねてしまい
あぁこの子はたった独りで
どうやって生きていくんだろうと。。。
迷わず買いました。やっぱり読み応えある感動作でしたよ。
独りになっちゃったけど、ひとりきりじゃなかった。。。
譲れない決意と希望があった。
この本を読んだ感想
五十円のコロッケを譲った不思議な縁が、あたたかい繋がりになって
ストーリーが展開していきます。
ずっと読みながら頑張れってお母さん目線で応援してました。
そして聖輔がこのあともどうか誰かと強く生きていってくれますようにと
そんな気持ちになりました。
多分この本を読まれた方は美味しいコロッケが食べたくなるんじゃないかしら♪
揚げたてのコロッケが売ってるお店がうちの近くにないので
見つけたら買いたくなるかも。
続く『まち』『いえ』も読了しました。
このシリーズは人の優しさやあたたかさがこころにしみる作品になっているので
ほっこりしたい時にはぜひ読んでみてください!