時代ミステリーの中の人間ドラマに感動した本【木挽町のあだ討ち 永井紗耶子】

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読書
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2024年に入っていくつか本を読了しました。

その中でも特にお勧めしたいのが(学生さんにも是非とも)

【木挽町のあだ討ち 永井紗耶子】

めぐるんは時代小説も大好物なので

第169回直木賞・山本周五郎賞のW受賞の

気になっていた話題作を早速購入して一気に読了。

いやはや。。。しみじみ。。ほっっ

ドストライクです。好みのど真ん中!

【木挽町のあだ討ち 永井紗耶子】

あだ討ちなんて不穏だわと思いつつも

あらすじの文章に、もくもく湧き上がる好奇心!

以下あらすじ↓

ある雪の降る夜に芝居小屋のすぐそばで、美しい若衆・菊之助による仇討ちがみごとに成し遂げられた。父親を殺めた下男を斬り、その血まみれの首を高くかかげた快挙は多くの人々から賞賛された。二年の後、菊之助の縁者という侍が仇討ちの顛末を知りたいと、芝居小屋を訪れるが――。現代人の心を揺さぶり勇気づける令和の革命的傑作誕生!

時代背景は江戸時代です。歌舞伎の芝居小屋の一つ「森田座」を舞台にしていて

一人の美少年が父親の仇である男を斬り見事なあだ討ちを果たします。

その後、事件の顛末を調べるためにある若侍が森田座を訪れ

芝居小屋の証言者たちに話を聞きに行き。。。

名もなき証言者たちの語る人間ドラマにどんどん引き込まれます。

感想

美しい若衆があだ討ちを成し遂げ人々から称賛されるなんて、どういうこと???

と興味津々でしたが

人が人を想う。そこには確かに天晴れな人情がありました。

江戸時代には「喧嘩両成敗」を原則として藩に届け出をし許可を得て

はじめて仇討ちが許されます。ザ武士道!

なのであだ討ちを成し遂げると称賛される時代だったのですね。

1873年(明治6年)敵討禁止令が発布され敵討ちは禁止されました。

法律で許される仇討ちや敵討ちは今の時代にはありません!!!

ただ、いつの時代も人が人を想いひたむきに愛し寄り添い

苦難を乗り越え迷いつつも

何を真とし生きていくのかは

変わらないのかな~

今年もこの調子でたくさんの本を読むぞぉ(*^^)v

今日もぼちぼち、ぼちぼちと

参考までに↓

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